難治性ニキビ、重症ニキビのお薬


保険でのニキビ治療に抵抗する難治性のニキビ
③男性ホルモン
④過剰な皮脂分泌
に対して当クリニックでは以下の2種類を取り扱っています。
自費治療になります。

スピロノラクトン

ホルモン療法になるため、女性のみに処方しています。
男性、思春期ニキビは適応外です。
本来高血圧の治療薬ですが、抗アンドロゲン作用
(男性ホルモンを抑える作用)により
皮脂分泌を抑えることで大人ニキビを防ぎます。

さまざまな治療に効果を感じられなかった方で
・顎やフェイスラインにできる方。
・生理前にニキビがひどくなる方。
・背中ニキビでお悩みの方
におすすめします。

副作用として生理不順が起こることがあるので婦人科受診をおすすめしています。

無月経が2ヶ月続くようであれば中止か婦人科受診をお願いいたします。

スピロノラクトンは国内承認医薬品ですが、承認されている効果、効能、用法、用量とは異なります。

スピロノラクトンについて

作用

抗アンドロゲン作用による皮脂分泌抑制

副作用
①生理不順、不正性器出血などの内分泌異常症状

生理不順が起こることがあるので婦人科受診をおすすめしています。
無月経が2ヶ月続くようであれば中止か婦人科受診をお願いいたします。
②発疹、肝斑、多毛などの皮膚症状。
③肝機能異常など。
④電解質異常、腎不全。(重篤な副作用ですが頻度はまれです。)

服用出来ない方
・妊娠、授乳中。

・腎機能障害。
・高K血症。
・副腎不全がある方。
・タクロリムス、ミトタン、エプレレノンを服用中の方。
・スピロノラクトンアレルギーの方。

1日 100mg 4週間分 6,000円 (税込6,600円)
採血料 3,000円 
(税込3,300円)

②イソトロイン

重症ニキビの第一選択で、
内服中の効果が非常に高いお薬です。

男性には第一選択になります。

女性にも処方可能ですが、
副作用を考慮しまずはスピロラクトンを検討します。

強力な皮脂の過剰分泌抑制作用があり、
また角化を抑えることでニキビを防ぎます。

ほとんどすべての重症ニキビ治療に
成功するとされています。

妊娠、授乳中は服用出来ません。

催奇形性があるため避妊が必要など、他にも注意点があります。

イソトロインは国内未承認の医薬品ですが、
米国のFDA、諸外国では承認されています。

服用を検討される場合や副作用や治療の流れについては
診察時にご相談ください。

イソトロインについて

重症ニキビ、難治性ニキビに対して処方可能です。

海外では重症ニキビ治療に有効な薬剤と認知されていますが国内では厚生労働省の未承認薬で保険が適応されません。

作用
①皮脂分泌と皮膚の角化を抑えて毛穴つまりを防ぎます。

②アクネ菌への抗炎症作用があります。

副作用
①催奇形性があるので妊娠中や妊娠希望の女性は服用出来ません。

②皮膚や粘膜の乾燥。
③肝機能障害、脂質異常。
④頭痛。(頭蓋内圧亢進による。)
⑤うつや、自傷行為などの精神症状。
(因果関係については疑問視されています。)

注意事項

服用期間と前後1ヶ月は妊娠、授乳は出来ません。
(服用中の男性も避妊が必要です。)
他のビタミンA剤、ビブラマイシン、ミノマイシンなどのテトラサイクリン系の抗生物質、副腎皮質ステロイドの併用は控えて下さい。

イソトロイン10mg 30日分 10,000円 (税込11,000円)
イソトロイン20mg 30日分 12,000円 (税込11,000円)
採血料 3,000円 (税込3,300円)